最近更新頻度が低下気味だが、載せる写真を撮る時間が無かったりしている。そもそもこのブログは不定期更新なのでご了承いただきたい。

非Aiレンズの絞り環を削ることで可倒式でない露出計連動レバー(Ai連動ピン)をもつボディでも使用可能になることは割と良く知られていると思うのでここでは詳しく言及しないが、絞り環を削ってもそうならないレンズがあることはあまり知られていないのではないだろうか。
具体的には、Nikkor-H Auto 28mm F3.5等で、絞り環の直径が小さく、そもそも露出計連動レバーと干渉しないためだ。逆に、これらのレンズはカニ爪を外すだけで削らなくても固定式露出計連動レバーのボディにも装置可能だ。(当然露出計は連動しないが)
これらのレンズを自作Ai改造するには絞り環の然るべき位地に突起をつける必要がある。両目テープで張るだけでも事足りるので、実用上非破壊でのAi改造が可能だ。

他にはNikkor-S Auto 35mm F2.8も同様のようだが現物を確認したわけではない。
また、Nikkor Autoなど初期のFマウントレンズは細かい仕様変更が多々あり、上記レンズでも生産時期によって事情が異なる可能性もあるので注意が必要な点は留意いただきたい。

他のレンズについてご存知の方はコメントで知らせていただければ幸いです。随時更新します。

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28mmF3.5をとりつけた写真。カニ爪は外してある。



2017/8/18追記
H28/3.5 S35/2.8は現物を確認した。他はNikkor UD Auto 20mm F3.5も同様だと思われる。(現物未確認)

絞り環が薄いのは上記3種類のみのようだ。製造時期によってはことなる可能もある。

また、両面テープの簡易改造は強度的に厳しいかもしれない。少しためしたが良く外れてしまった。